蒼の乱

劇団☆新感線の劇団本公演としては前回の『ZIPANG PUNK~五右衛門ロックⅢ』から約1年半ぶりの新作となる本作品“いのうえ歌舞伎”『蒼の乱』。今回はまさに、「正調中島(かずき)節」炸裂! 覚えめでたき「王道“いのうえ歌舞伎”」復活!スペクタクル感あふれる展開の新感線らしいステージを心ゆくまで堪能していただきたい!
新たな切り口から描かれる平将門をめぐる“国づくり”の物語
 モチーフは“日本の三大怨霊”の一つに語られ、さまざまな逸話を残す歴史上の大人物でもある平将門。その将門をめぐる物語を、これまでのイメージとはまったく違う角度、切り口で描いていきます。 ここ数年、座付き作家の中島かずきがこだわってきたテーマ“国づくり”。歴史の大きな流れの中で構築されていく「国をつくる」というテーマを、日本の平安時代を想定した架空の国を舞台に描きます。業を背負った女と自分に真っ直ぐな男が運命の出会いをし、国をつくる第一歩を踏み出す・・・。 カタルシスに溢れたストーリーは必ずや観る人を引き込むことでしょう。
唯一無二の存在感が光る天海祐希と、新感線初参加の松山ケンイチが舞台初共演
 主演は、劇団☆新感線には2003年『阿修羅城の瞳』、2010年『薔薇とサムライ~GoemonRock OverDrive』に続く3回目、4年ぶりの登場となる天海祐希。“いのうえ歌舞伎”作品で女性ゲストが主演を務めるのはこれが初めてのことで、天海は将門の妻となる強く美しい女性“蒼真”を演じます。唯一無二の存在感を持つ彼女にしか演じられない人間の器の大きななんとも“男っぷりのいい(?)”カッコいい役柄に加え、舞台上では歌ったり踊ったりの見せ場も満載。  その蒼真に相対する“将門小次郎”を演じるのは、劇団☆新感線初参加の松山ケンイチ。朴訥で爽やかなキャラクターで、新鮮な将門像に挑みます。天海とは映像での共演はあるものの、舞台では初共演。蒼真と小次郎、二人の間にはほのかな愛情が生まれたかと思えば激しい感情のやりとりもあり、複雑な人間関係の変化に伴う微妙な感情の揺れなども大きな見どころとなります。
平幹二朗、早乙女太一に加え劇団員、準劇団員が個性的なキャラクターを熱演
また2009年『蛮幽鬼』、2011年『髑髏城の七人』以来、劇団には3回目の出演となる早乙女太一が今回は過去二作品とはかなり印象の違う役柄で登場。彼の実弟・早乙女友貴(新感線初参加!)との凌ぎを削る兄弟対決を含む、華麗な殺陣シーンにもぜひご注目ください。そして梶原 善、森奈みはるといった、もはや“準劇団員”ともいえるおなじみの役者たちに、粟根まこと、高田聖子、橋本じゅんら個性派劇団員たちも勢揃いし、彼らの魅力が存分に凝縮された役どころを演じます。さらにはシェイクスピアからアングラ劇まで精力的に舞台に立ち続ける演劇界の重鎮、平 幹二朗も満を持して初参加、スケールの大きい重厚な演技で新感線の劇世界に深みを加えます。
このゴージャスな俳優陣、スタッフ陣でお送りする、新感線版でしか表現できない新たな将門伝説。徹底したエンターテインメントを追求するいのうえひでのりの演出が加わって、劇団☆新感線ならではの迫力と笑いとカタルシスに満ちた舞台となります。  観劇後は、誰もがスカッと爽やかに気持ちよく劇場を後にできること、間違いなし!  劇団☆新感線の2014年第1弾『蒼の乱』に、ぜひともご期待ください!